児童虐待の相談や通告の電話やメールで伝える、子どもの様子とは

シェアする

子どもの生活環境から虐待のリスクを早期発見する

虐待による子どもへの被害や影響を可能な限り小さく留めるためには、虐待を早期に発見していくことが求められます。

そのためには、児童虐待とはどのような状態をいうのか、児童虐待に関する基本的な知識をもっておくことが大切です。

知識があることで気づくことにできるようになり、新しい視点を獲得したり、いままで見過ごしていたかもしれない虐待のサインをキャッチできるようになります。

子供の児相の一時保護につなげる、児童虐待を疑ったときの対応とは?虐待について、報道されることが増えてきました。虐待のニュースをきくたびに、「まさか、うちの園では、そんな保護者や子どもはいないだろう」などと思っている保育者は少なくないのではな

では、児童虐待を早期に発見するためのポイントとは何なのでしょうか?

児童虐待を、子どものようすと、保護者のようすの2つの視点から見ていくことにしましょう。

子どものようす

子どものようすが、いつもと違うときは要注意です。

新しい傷ができているときなど、虐待のリスクを早期に発見するための目を養っていきましょう。

虐待を発見していくときに注目すべき、子どものようすは次のようなものがあります。

生活面から虐待のリスクを早期発見する

保育所や幼稚園、学校などは子どもの生活の場です。

生活全般の子どものようすから、虐待や不適切な養育のサインに気づくようにします。

不自然なけがやあざ

子どもの成長過程において、けがはつきものですが、首から上の不自然なけがやあざには注意が必要です。

打撲のあざは、日数とともに、赤色→青色→黄色→肌色と色が変わっていきます。

赤色や青色のあざを見つけたときは、黄色のあざがないかを確認してみましょう。

黄色のあざがあって、赤色や青色のあざがある子どもは、継続的に虐待を受けている可能性があります。

また、虐待を受けていないにしても、あざやけががある状態が続いているときは、保護者の子どもに対する安全管理が行き届いていないことも考えられます。

そのため、監護責任の不注意によるネグレクトであるとみなして対応していくことも大切です。

ネグレクトとは。保護者として子どもを守り、衣食住などの基本的な養育を著しく怠ることをいいます。

子どもにとって必要な情緒的欲求に応えない、スキンシップや愛情を与えないこともネグレクトになります。

服装や身体が不衛生

毎日同じ服を着ている、風呂に入っていなかったり、シャワーをあびていないなど、身体の清潔が保たれていない場合は虐待の可能性があります。

着替えや洗濯、掃除といった家庭内の衛生を保つ生活習慣や生活リズムも安定していないことが考えられます。

これも子どもに必要な衣食住などの基本的な養育を著しく怠っている場合にはネグレクトとなる可能性があります。

過食傾向がみられる

家庭で十分に食事が与えられていない子どもや、食事の場面で緊張して安心して食べることができない子ども、家庭内の緊張からくるストレスで過食傾向がみられる子どもなど、子どもの食事のようすから生活面を考えることができます。

また、保育園や幼稚園、学校の昼食の時間に合わせて登園、登校する子どもがいたら、不規則な生活リズムに加えて、家庭での食事が十分に与えられていない状況が予測されます。